5月14~15日に新潟県佐渡市で開催された佐渡ロングライド210にスタッフの山田が参加してきました。来年以降参加をご検討されていらっしゃる皆様へ、参考になるような情報をまとめてみましたのでぜひ最後までご覧ください。

長編になりますので、前編、後編に分けてご紹介いたします。

まずは佐渡島へのアクセスから、イベント出走後100km地点折り返しまでを前編としてお送りいたします。

■佐渡ロングライドとは

佐渡ロングライドとは佐渡島をかたどる様に1周210kmを1日かけて走行するイベントです。佐渡島の綺麗な景色や地元ならではの食べ物を堪能しながら走ることが出来ます。

2006年に第1回が開催されました。2020年、2021年はコロナの影響で中止になったため今年は3年ぶりに開催されました。

■佐渡ロングライドコースと高低差

佐渡ロングライドは距離別にカテゴリが分かれており、130kmコース、210kmコースの選択肢があります。今回は佐渡島を一周できる210kmコースに参加いたしました。これから参加をされる方は、まず130kmをクリアし、改めて210kmに挑戦!と言うのもおすすめです。

コースの難所としては、前半のZ坂と大野亀、後半は素浜ASの前後の山、以上の3か所が大きな登り坂で毎年参加者を苦しめるポイントとなります。

スタートから両津港までは基本平坦基調で走りやすくなっています。前半区間で体力を使ってしまわないように一定のペースを保って走るのが無理なく完走できるポイントです。Z坂や大野亀の登りでは無理せず自分のペースで登ることをお勧めします。両津港までは103km、約30km/hのスピードで走行し休憩含めおよそ4~5時間で到着します。

両津港を出発し後半戦。小木ASまでは疲労と風向きの影響か全体的にペースが落ちる印象です。周りの参加者とペースを合わせながら、最後の登りのために体力を温存しましょう。両津港からゴールまでは5時間から5時間半ほどで到着できると思います。

各エイドステーションにて制限時間が設定されています。エイドステーションでゆっくりしすぎないようにするのも無理なく完走が出来るポイントの一つとなります。

■機材紹介

今回使用した機材を紹介したいと思います。フレーム・ピナレロ NEOR(ネオール)2017年モデル
コンポーネント・SHIMANO Tiagra 4700 10速
ホイール・MAVIC KSYRIUM
タイヤ・Continental Grand Prix 5000
ペダル・SHIMANO SPD-SL 105
サイクルコンピューター・Garmin Edge 530

今回はピナレロの伝統を受け継いでいるNEORで参加しました。アルミとカーボンをを使用したハイブリッドフレームとなっており、フロントフォークとリアステーにカーボンが使用されていることから走行中の地面からの振動を抑えてくれます。アルミフレームらしい重量感はありますが、走行時には重量感が気にならないほど爽快に走ってくれます。

■携帯した補給食

ASでの補給食だけではなく、走行中に摂取できるようなものをチョイスしました。固形物系の補給食よりも疲労してきてから摂取しやすい液体系の補給食をメインに携帯しました。

・クエン酸パウダー(ボトルの水と混ぜて使用しました)

・栄養バー(カロリーメイトなど)

・ジェル系補給食(MEDARIST)

・ゼリー飲料(アミノバイタル)

補給食でお悩みの方はこちらをご参考ください。→https://pedalist.tokyo/news/849/

■2022年5月13日(金)佐渡へ向けて出発

ピナレロショップ青山の系列店舗「Pedalist」に集合し、弊社サポートカー2台体勢で新潟港へ向かいます。弊社でバイクを購入いただいたお客様、ロードバイクスクールにご入会いただいていらっしゃるお客様へこういったイベントのアテンドなども行っております。

魅力的なイベントが多いですが、交通手段がない、一人での参加は不安という方は是非ご相談くださいませ。

Pedalist横浜店を22時ころ出発し、新潟港までは途中2~3回ほどの休憩を含め、5時間ほどで到着しました。

時刻は3時ごろ、船の出港時間までしばし仮眠をとります….

■2022年5月14日(土)フェリーで両津港へ

佐渡島まではフェリーが運航されており車ごと乗りこみます。

フェリーでは1等席を予約しており、両津港到着までの2時間半ほど横になってゆっくりと休憩することも可能です。8時30分ころ無事に両津港へ到着いたしました。

☆佐渡汽船HP→https://www.sadokisen.co.jp/

■前日受付

イベントに参加する際には当日、もしくは前日に受付が行われます。佐渡ロングライドは前日受付方式をとっており、12時から受付が開始します。13時ごろ受付を行いましたが、必要書類が揃っていれば、5分程度で終了しました。受付では郵送されていきた封筒に入っていた検温表&ゼッケン引換証と、本年度は感染症対策の観点からPCR検査の陰性診断書もしくは抗原検査の陰性証明書が必要となっておりました。

スタート・フィニッシュライン

 

出展ブースを見て回るのもイベント参加の醍醐味

■2022年5月15日(日) いよいよイベント当日!

4時に起床し、5時スタートラインに向けて出発。

今回宿泊した宿ではありがたいことに出走時間に間に合うように早朝から朝食を用意していただき、朝からしっかりと栄養補給を行うことが出来ました。長い一日となりますので炭水化物を中心に食事をとることをおすすめいたします。

天気が心配でしたが、若干の曇り空で肌寒さが少しあったため裏起毛の長袖ジャージを着用。走り始めると暖かくなったのか、上着を脱ぐ方が多かったように感じました。

今回の旅をとおして、日本海側という事もあるのか終日ひんやりとしていたので普段着、サイクルウェアともに暖かい装いをお持ちいただくことをお勧めします。

6時 スタート!

平均30kmほどのスピードで巡航しました。およそ20km地点に最初のASである相川ASが見えてきます。が、最初のエイドステーションということもあり例年混み合いますのでここはパスして元気なうちに距離を稼いで40km地点の入埼SSまで走破してしまうことがおすすめです。

入埼SS(42km地点、スタートから約1時間30分経過)

比較的空いていて、補給食のお饅頭で小休憩

Z坂(約55km地点、スタートから約2時間30分経過)

佐渡ロングライドでも有名なZ坂!Z坂手前で皆さん揃ってZポーズ。

頂上付近からの景色は絶景でした。ぜひ現地でご覧いただきたい景色です。

大野亀(約65km地点、スタートから約2時間50分経過)

Z坂を下り、大野亀の坂を登ります。頂上付近のソフトクリーム屋さんで参加者の皆様とソフトクリームをいただきました。約70km走ってきた身体へのご褒美です(笑)

弾埼AS(72km地点、スタートから約3時間20分経過)

ここでは新潟名物の笹団子が用意されていました。美味しかったのでもう1個!と思いましたが、数に限りがあるようでお1人様1個という事でした。

両津港BS (103km地点、スタートから約4時間30分経過)

佐渡ロングライド210kmの中間地点です。12時を過ぎると足切りで回収されてしまいますのであまりゆっくりしすぎないように気をつけましょう。10時半ごろ到着し、お昼食べ、11時過ぎには出発しました。

お昼ご飯は佐渡名物のブリカツが入ったお弁当です。両津港BS付近で海をバックにピナレロを整列!ゆくゆくはピナレロオンリーの集団も作ってみたいですね!ところどころ景色の良いところで記念撮影を行い思い出を残しながら距離を消化していきます。

 

ここまで約半分の103km、後編に続きます!

後編はこちらから→https://pedalist.tokyo/event/1098/