2020/12/17
ロードバイクには大きく分けて2つのタイプのブレーキ規格が存在し、ピナレロでも双方の方式のバイクを販売しております。 今回はその「リムブレーキ」と「ディスクブレーキ」の違い、メリット・デメリットについてご説明をいたします。
■リムブレーキ
ロードバイクはこのリムブレーキが採用されてきました。ロードバイクではない一般的な実用車でも多く見られる方式となります。リムブレーキとはその名の通りホイールのリムをブレーキパッドで挟むことによって制動力を生み出しております。そのためホイールリムの形状や材質により制動力に変化が生じる事もあります。
■ディスクブレーキ
ディスクブレーキ (disc brake) は、主に航空機、自動車、オートバイ、自転車、鉄道車両に使用されています。 ロードバイクでは近年ディスクブレーキ化の波が押し寄せて来てます。車輪とともに回転する金属の円盤(ローター)を、パッドなどで両側から挟み込むことによって制動します。
次にリムブレーキ・ディスクブレーキを比較した場合のメリット、デメリットをご説明いたします。
■メリット
・リムブレーキ 1 部品点数が少なく軽量 2 運用が簡単 3 安価に仕上がる
・ディスクブレーキ 1 リムブレーキでは使用が難しいサイズのタイヤが使用可能 2 制動力が安定している 3 カーボンリムのホイールでも安心して使用可能
■デメリット
・リムブレーキ 1 制動力が天候に左右されやすい 2 カーボンリムのホイールではブレーキングにテクニックが必要 3 タイヤサイズの制限がある
・ディスクブレーキ 1 部品点数が多く車重が増加 2 運用に気を使う点が多い 3 リムブレーキと比較して高価
メリット・デメリットを比べると使用用途によっておすすめなタイプが見えてくると思います。
リムブレーキはリムを直接挟むことにより制動をしますが、ホイールリムの材質により制動力にバラツキがあり、カーボンホイールを使用する場合は熱によるリムの変形にも注意が必要です。ブレーキを一定間隔で握ったり離したりといったブレーキングテクニックを使用しての運用が一般的です。一方で部品点数が少なく軽量に仕上がることからレースやヒルクライムなど軽さを求めるような乗り方を考えている方にはおススメです。ピナレロを使用する「チームイネオス」もリムブレーキのドグマを使用しております。
反対にブレーキの安定感、タイヤサイズの制限がないことを考えるとこれからロードバイクを乗り始めようと考えている方にはディスクブレーキのロードバイクがおすすめです。一般的に細いタイヤを装着するイメージの強いロードバイクですが、少し太目のタイヤを使用することにより乗車時の安定感が増しタイヤグリップも良くなることから扱いやすい乗り物になります。
ピナレロのロードバイクもラインナップの多くがディスクブレーキとなり今後ディスクブレーキが主流となっていくのも間違いありません。一方でディスクブレーキには運用上、デリケートな箇所が多くリムブレーキに比べて気を使う点が増えてしまうのもまた事実です。ペダリストピナレロショップ青山ではそんなディスクブレーキの運用上の注意点など、納車時のご説明をはじめ、オーナーズライドイベントでの実地レクチャーにて丁寧にご説明をいたします。
ロードバイク購入をご検討中の方、リムブレーキからのお乗り換えをご検討中の方、ディスクブレーキ・リムブレーキでお迷いの方は、まずはメール問い合わせからお気軽にご不明点をお尋ねくださいませ。もちろん店頭で直接お話させて頂くのも大歓迎です。
ご来店のご予約はこちらより