2025/05/12
SPDペダルとSPD-SLペダルはどちらもシマノ(Shimano)が開発したビンディングペダルですが、主に使われるシーンや設計が異なります。以下に違いを詳しく解説します。
(Shimano Pedaling Dynamics)
主に マウンテンバイク(MTB) や ツーリング、クロスバイク 用に設計されています。
シューズのソール(靴底)がラバー素材で覆われており、歩行がしやすい。
クリート(シューズに取り付ける金具)は小型で、シューズの底にほぼ埋まるため 歩きやすい。
両面キャッチが多く、どちらの面でもペダルに装着できる。
歩行時に違和感が少なく、観光やツーリングでの立ち寄りが楽。
泥詰まりに強く、悪天候でも使いやすい。
初心者にも扱いやすく、クリートの着脱が容易。
接触面積が小さいため、踏み込む力の伝達効率はSPD-SLより劣る。
ロードバイクのような高速走行には不向き。
(Shimano Pedaling Dynamics Super Light)
主に ロードバイク 用に設計されたペダル。
大型のクリート(シューズに取り付ける金具)が特徴で、接触面積が広い。
ペダルの片面のみで固定する設計(片面キャッチ)。
クリートがソールの外に出ているため、歩行はしづらい。
広い接触面積により、ペダリングのパワー伝達効率が高い。
長距離走行で疲れにくく、安定した力のかけ方が可能。
高速巡行時のパフォーマンスが優れる。
クリートが出っ張っているため、歩行が非常に不便。
着脱がSPDに比べて少し難しい。
ペダルの片面しか使えないので、慣れが必要。
ツーリングや街乗り、MTBライド ⇒ SPDペダル
高速巡行やレース、長距離ライド ⇒ SPD-SLペダル