2022年6月11~12日に山梨県富士吉田市で開催された富士ヒルクライムにスタッフ山田が参加してきました。

緊張と興奮を胸に初参加の富士ヒルクライム、参加レポートをお送りいたしますので暖かい目でお読みいただけますと幸いです。

■富士ヒルクライムとは

富士の国やまなし 第18回Mt.富士ヒルクライム公式ホームページ→ https://www.fujihc.jp/

日本一の高さを誇る富士山!日本の象徴的な山でもあり、2013年に世界遺産として登録された富士山を舞台に富士スバルラインで5合目までのタイムを競う日本最大級の参加者を誇るヒルクライムイベントです。今回で18回目の開催となる歴史ある大会です。制限時間、平均勾配(5%ほど)ともにゆったりしているため、時間さえかければ誰もが完走しやすいのが特徴で、平均完走率も98%と完走のしやすさを物語っております。初心者の方やイベントに参加するのが初めてという方にもおすすめの大会です。

 

■コース詳細

距離 25km(計測部分は24km)

獲得標高 1,270m(計測部分1,255m)

勾配 平均5.2%、最大7.8%

 

・タイム別フィニシャーリング

富士ヒルクライムの特徴として、完走タイム別に「フィニッシャーリング」を獲得することが挙げられます。いわゆるコラムスペーサーですが、これをモチベーションにトレーニングに励まれている方も多いのではないでしょうか。

ブルー:完走を果たした方全員

ブロンズ:90分(1時間30分)切り

シルバー:75分(1時間15分)切り

ゴールド:65分(1時間5分)切り

プラチナ:60分(1時間)切り

 

■2022年6月11日(レース前日)

イベントの受付は前日のみとなります。また標高の高い富士山を登った後は自らの自転車で下る必要がありますので防寒着の用意が必須となります。これらの防寒着もあらかじめ前日に専用のトラックに預けることができます。

他、サイクルエキスポも行われております。まるでサイクルモードのような規模でさながらお祭り騒ぎの様子。イベント当日に使いたくなるようなアパレルやサプリメントなど販売しておりますのでヒルクライム前にお財布の軽量化も可能です。

今回は雨も降っていたこともあり、ぐるっと一週見学した後は早めに宿に戻り、朝の早い明日に備えて就寝しました。

■2022年6月12日(レース当日)

イベント参加申し込みの際に提出した申告タイムにより出走ウェーブが割り振られます。今回は第7ウェーブ(8:40~)での出走のため、6時に起床し、レースの準備を行いました。朝食は前日に購入しておいたおにぎりとパンでエネルギー補給をしました。

前日まで雨が降っていたため、雨天のヒルクライムを覚悟しておりましたが参加者の皆様の普段のおこないが良かったのか、晴天のスタートとなりました。気温も半袖で走って気持ちいい涼しさでタイムを狙うにも絶好のコンディションです。

 

今回の私の目標はシルバー(1時間15分切り)。そのため今年に入ってから体重を約5kg軽量化して70kgで大会に臨みました。学生時代に何度かスバルラインを走ったことがあるので当時の記憶も頼りにスタートしました。

 

スタートゲートから計測開始までは少し余裕があるので、一緒に出走したお客様と談笑しながらゆっくりと走りました。

Pedalist横浜店、店長の山崎も参加しており、スクール生の皆様の目標であるシルバーリングを獲得できるペースで走り、ペースメーカーになるという事で私もその波に乗ることにしました。

計測ラインを通過し、料金所を通過、良いペースで進行していたものの、良いペース過ぎてたまらず脱落。遅れてしまった後は、自分のペースを保って走りました。本当にきつくなる前に自重するのも結果的に良いタイムでゴールする秘訣かと思います。

元々登り坂が得意としておらず(むしろ苦手、、、)、斜度がきついところでは無理せずペース維持、平坦基調のところではギアを上げ、ペースアップというのを繰り返しながら登頂しました。このペース配分も大事なポイントで反対に勾配が厳しい区間で頑張りすぎている方を散見しました。

足並みの近い参加者の方々と協力しながら残りの距離を消化してきます。3合目~4合目(15km地点)あたりを走行している時、ペダルを漕ぐ脚に重りが付いたかと思うほど重くなり、さらに失速してしまいました。ここでペースを落としては良くないと思い、特製ドリンクでの水分補給と平坦基調でもペースを上げずに脚の回復を優先させました。少しずつ脚の調子も戻ってきたところで、再度ペダルを漕ぐ力を上げていきました。今回の特性ドリンクはスポーツドリンクにパラチノースを溶かしたものを用意し、水分補強をしながらエネルギー補給も可能ですので余裕のないヒルクライムにはピッタリのドリンクです。

20km地点を超えた終盤ではゴールまであと少しという事もあるのか徐々にペースを上げる方が目立ちました。私もそんな方たちとともに協力して、5合目を目指しました。

私の記憶では残り3kmほどになると平坦な道になることを思い出し、そこで最後の追い込みをかけます。ギアを上げて40km/hほどで巡航。このままゴールまで走り抜こう!とペダルを回しますが、ゴール直前にダメ押しかのように登りが出現。そのまま勢いで登ろうと思いましたが、失速してしまいました。

何とかクリアして、フィニッシュ!

 

気になるスタッフ山田の結果ですが…

1時間21分20秒!(ブロンズ獲得)

目標であったシルバーまでは6分20秒足りませんでした。気持ちは銀色でしたが現実では赤褐色でした。来年こそはシルバーリングを獲得できるよう今から準備していきたいと思います!

登っている時は二度と登るものかと思っていますが、終了後には不思議と来年も参加しようと思っていました。

僕も!私も!シルバーを目指すという方ご連絡お待ちしております!来年一緒に参加しましょう!今年思う様なタイムが出せなかった方、青山店のロードバイクスクールでトレーニングしてみませんか??タイムを縮めたいけどどのように取り組めば良いかわからない、という方にも位置からレッスンをさせていただきます。

■ピナレロショップ青山ロードバイクスクールのご案内はこちらより

Lesson Page

山は登ったら下らなければなりません。麓の晴れ空とは異なり5合目は霧がかってっておりました。気温も低くなりますので、必ず防寒着は用意しましょう。真冬に着用するウェアセットでよろしいかと思います。

私たちが下る際も曇ってきて気温が一気に下がるのを肌で感じました。

今回の富士ヒルクライムでは8200人の参加者でした。少しずつサイクリングイベントの参加人数が回復してきているのを感じる賑やかな雰囲気は自転車業界に身を置くものとして幸せな光景でした。

開催にあたり尽力頂きました主催者の皆様に感謝です。今後もこのような楽しいイベントが増えていくことを願うばかりです。

 

イベントやスクールに関してご質問などがございましたら、お問合せフォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。もちろんお店に来店していただいてのご質問も大歓迎でございます。

以上、ピナレロショップ青山の山田がお送りいたしました。